201HW、アップデートでハマるが解決

 
※7/28に一部加筆しました
 
先日『幻のアップデート』と書いたものが7月23日に正式にリリースされました。
他のモデルでも発生している「緊急速報メールの不具合改善」が主な目的で、そのアップデートをあてるとビルド番号は「U9201LV100R001C111B147」になります。
 
正式にリリースされたので導入してみる事にしました。
 
最初のアップデートをあてた後、不要なアプリを例によって削除していたので、今回初期Verのアプリのapk/odexを¥system¥appに戻してUpdateをあてようとしたところ「アプリのMD5が合わねぇぞゴルア」となりFAIL。
update.zipの中身を確認すると、どうやら今回の「末尾147」にアップデートするパッチは「U9201LV100R001C111B142」を適用してある前提のパッチだったのです。
⇒つまり前Verとの差分パッチという事になります。
 
整理しますと
 購入初期のビルド番号:U9201LV100R001C111B132
 1stアップデート :U9201LV100R001C111B142 (2012/12/13リリース)
   ⇒末尾132を末尾142にUpするパッケージ
 2ndアップデート :U9201LV100R001C111B147 (2013/07/23リリース)
   ⇒末尾142を末尾147にUpするパッケージ
となります。
それぞれのupdate.zipの中身から判断できますが、いきなり末尾132から末尾147にはできないアップデートパッケージになっています。
 
予備機(初期Verのまま)で適用できるアップデートを確認すると、
・末尾142⇒147に変える2nd-update(リリース日:6/29)
・末尾132⇒142に変える1st-update(リリース日:7/19。再リリースか)
の2つが現れました。
この不可解なリリース日から察するに、6/29に2nd-updateをリリースした時点では昨年リリースした1st-updateをサーバから削除していたのではないかと思います。
で、Softbank側が「アカン!これ差分だけだから最近買った人がいたらクレームくる!1st-updateを再掲載せんとイカンわ」と慌てて環境を整備し直すのに約一ヶ月を要したのでしょう。
 
と分析したところで、どうやって2nd-updateをあてるか?ですが
 ・末尾132なら2段階で最新Verにupdateできる
 ・ビルド番号はbuild.propに記述されている(←これは常識ですね)
と判明でましたから、私は強引に以下の方法で「なんちゃって末尾132」に偽装し、末尾132⇒142に変えるupdateをあててから末尾142⇒147に変えるupdateをあてる事で対処しました。
 
■私が実施した偽装工作
 (1)¥systemにあるbuild.propの以下の記述を変更
  ・ro.build.version.incremental=
   eng.softbank.20121117.181959 ⇒ eng.softbank.20120830.000201 に書き換え
  ・ro.build.date=
   Sat Nov 17 18:22:22 CST 2012 ⇒ Thu Aug 30 00:05:51 CST 2012 に書き換え
  ・ro.confg.hw_systemversion=
   U9201LV100R001C111B142_SYSTEM ⇒ U9201LV100R001C111B132_SYSTEM に書き換え
  ・ro.build.display.id=
   U9201LV100R001C111B142 ⇒ U9201LV100R001C111B132 に書き換え
  ・ro.build.fingerprint=
   Huawei/U9201L/hwu9201L:4.0.4/HuaweiU9201L/C111B142:user/release-keys
   ⇒ Huawei/U9201L/hwu9201L:4.0.4/HuaweiU9201L/C111B132:user/release-keys
   に書き換え
 (2)再起動し、端末情報のビルド番号が「U9201LV100R001C111B132」に変わっている
   事を確認。
   ※カーネルVerは変わっていなくても大丈夫でした。
 (3)初期Verのアプリを¥system¥app に戻す
 (4)念のため再起動してからソフトウェア更新で「末尾132⇒142に変えるupdate」を実施
 (5)次に「末尾142⇒147に変えるupdate」を実施
 でウマーとなりました。Root権限も維持しています。
 
末尾142にした際、削除するアプリのバックアップをしておけばこんな苦労はなかったので、今後はバックアップをしっかりやりますです。
自分の手際が悪いだけなんですが、201HWには苦労させられますねぇ。何とか強引な技が使えるだけマシですが。